しっかりと歯茎のケアをされて歯周病ではないといわれているのに、歯茎が下がってしまうのはどうしてでしょうか?
加齢現象でしょうか?
そんなご質問をいただくことがあります。
年をとっても歯茎が下がる歯と下がらない歯があります。つまり、単純に加齢現象だとは言えないのです。
歯茎が下がる歯と下がらない歯
それでは、歯茎がだんだん下がってしまうのは歯周病が始まっているからだと思いますか?
歯茎が下がっても炎症してないことが多いので、歯周病ではないこともあります。
お答えいたします。
歯茎が下がってしまう理由は、
- 歯茎の厚みが薄いこと
- 歯を支える骨の厚みが薄いこと
- 歯ブラシの強さが不適切なこと
- 歯ぎしりなどで歯茎の部分の歯が欠けてしまっていること
- 歯周病が進行して歯茎の中の骨が溶けた場合
などがあります。
一番よくないのは、歯周病が進行して歯茎の中の骨が溶けた場合です。歯茎を回復するのが困難です。
歯周病かどうかを簡単に言うと、歯周病が進行した場合先に骨が吸収してその後に歯茎が下がっていきます.歯周病の感染がない場合は先に歯茎が下がります.そのため、歯茎が下がってきていても歯周病が進行しているとは限りません.
歯茎が下がってしまった場合は、まず歯茎の検査をされると良いのではないでしょうか。
歯茎が下がったときの治療ページ
今日のブログのまとめ
「歯周病ではないと言われたのに、なぜ歯茎が下がるんですか?」
「これって加齢のせいなのでしょうか?」
こんなご質問をよくいただきます。確かに、年を重ねると歯茎が下がるイメージがありますが、実際には 加齢だけが原因ではない んです。
例えば、同じ年齢でも歯茎が下がる歯と下がらない歯があることから、単純に「年のせい」と片付けられるものではありません。そして、歯茎が下がったからといって、必ずしも歯周病が原因とも限らないのです。
それでは、歯茎が下がる原因にはどんなことが考えられるのでしょうか?実は、以下のような理由が挙げられます:
- 歯茎や歯を支える骨がもともと薄いこと
- 歯ブラシでの過剰な力によるダメージ
- 歯ぎしりや食いしばりで歯が欠けたり摩耗してしまうこと
- そしてもちろん、歯周病による骨の吸収が進んだ場合
特に注意が必要なのは、歯周病が進行して骨が溶けた場合です。この状態では歯茎の回復が難しくなるため、早期発見が非常に重要です。一方で、歯周病がない場合には、歯茎が先に下がるケースも多く、歯周病と混同しがちな部分です。
もし歯茎が下がっていることに気づいたら、まずは歯茎の検査を受けることをおすすめします。原因を正しく突き止めることで、適切な治療やケアが可能になります。「何が原因だろう?」と悩んでいる方、ぜひ一度専門家に相談してみてください!
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神田ふくしま歯科
03-3251-3921
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東京都千代田区神田鍛冶町3-2サンミビル6F(スターバックス上)
JR神田駅北口(モンダミン口)より徒歩1分
~歯茎の再生治療の注意~
歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込)かかります。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しているケースのように歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。歯周病が進行したケースなど歯を支える骨の吸収したケースでは、歯茎が回復しない場合もあります。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。